孤児院へ続く道には、遠くの山を背景に田園風景が広がり、そこに働く人々の姿を見つけました。彼らの働きは、すべてが手作業で、わたしの見た限りでは農作機はどこにもありませんでした。あんなに広い土地を手作業だけでするのは、大変だなと思いましたが、こうしてみんな一生懸命に働いているのでしょう。
岡山の津山に行った時のことを思い出しました。そこには荒れ果てた畑があちらこちらにありました。若い人たちは町に出ていき、高齢になった人たちは、自分たちの土地を耕すこともできない、こうして豊かな農地がどんどん雑草の生い茂る荒地に変わってしまいます。土地の人はこれでは、土地が駄目になると案じていました。しかし、ここには働く人の姿がありました。
モアブの女ルツはナオミに言った、「どうぞ、わたしを畑に行かせてください。だれか親切な人が見当るならば、わたしはその方のあとについて落ち穂を拾います」。ナオミが彼女に「娘よ、行きなさい」と言ったので、ルツは行って、刈る人たちのあとに従い、畑で落ち穂を拾った。 ルツ2章1~3節
途中、町に入ると、朝の通勤ラッシュ、車は渋滞して動かない、それでも牛は、マイペース。ここは橋の工事で片面一車線、警察が朝からメガホンを使って車を誘導しています。何を言っているのかと尋ねると、“前の車早くいきなさい”とか“もっとスポード上げろ”とか言っているらしいです。
信号を設置すれば良いと思うのですが、誰も従わないということで、結局、権力の力で整理する必要があるらしいです。
車窓から見た朝の様々な風景を紹介しましょう。
毎朝、こうした風景を眺めながら孤児院へ向かいます。
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客待ちのお店 |
お店はオープンし、お店の前はきれいに掃除がなされ、お客さんはの来られるのを待っています。
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お店を横目に職場へ急ぐ女性たち |
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村の入り口で車を待つ二人 |
村の入り口からは、若い姉妹でしょうか、袋を二人で持って出てきました。彼女たちは、オートと呼ばれる乗合三輪自動車を待っている様子でした。
町に入ると、人々が忙しくしている姿が目に入りました。
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ガソリンステーション |
ガソリンステーションで、順番を待つ車が並んでいます。。
スクーターに三人乗りは、当たり前、これはタイやラオス、また、ベトナムでも同じです。この辺りは、昼は暖かですが、朝は、肌寒さを感じます。ですから、このスクーターを運転している男性も暖かい服装を着ているのでしょう。
自転車に乗って出かける婦人たちに出会いました。子供を後ろに乗せて走っているお母さんの姿も見受けました。
ここは小学校、道を横切って別の校舎に向かう子供たちに出会いました。この学校にはEnglish Schoolと書かれていました。英語を学ぶ学校なのでしょうか。とこ時、この様に書かれた学校を目にします。いかに英語教育が盛んであるかを示しているのかもしれません。
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溜め池に集まって |
(左の写真) 家の前にある池で洗濯をしたり沐浴をしたりしている人々がいました。こうした溜め池は彼らにとって大切な生活資源なのです。
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井戸のある生活 |
(右の写真) この村には汲み出し式の井戸がありますが、村の人たちが朝の準備のために出てきて、井戸の周りで仕事しているのがわかります。