2012年3月28日水曜日

孤児院開設

Shonnai Saka牧師、妻Ngamshuishel
多くの見捨てられた子供たちの安息の地として、長い祈りの後に、Kapaar Kachoung Orphanageは創立されました。

創立者であるShonnai Saka牧師は、貧しい牧師の子供として生まれましたが、若い時は道を外れ、薬物、お酒、ギャングとどん底の人生を生きてきました。しかし、ある時、事故に遭い、担ぎ込まれた病院で、彼は、イエス・キリストとの出会いを体験し、その後の人生を献身者として歩むようになりました。

また、妻のNgamshuishel夫人は、自らが孤児として育ち苦労の人生を歩んできました。そうした彼女は、同じような孤児のために何かをしたいと願ってきました。

二人が結婚して後、こうした二人の気持ちは一つとなり、何とか世の中に見捨てられたような子供たちを救うためにと施設へ向かって長い祈りと断食の生活が始まりました。そして、2004年3月、今の孤児院を創立するに至りました。何もない中からの出発でした。

Manipur州にあるChandel地区には、公共の孤児院は一軒だけ、そこは25人の収容能力しかなく、それ以外には、この孤児院しか存在しません。それでも、こうした施設を開設するには、国の認定が必要であり、この孤児院には、理事もおり、きちんとして組織として運営されています。ただし、個人経営であるので、経済的にはまったく余裕がなく、今回、テキサスからの献金と検品によっていくつかの必要が備えられるようになったばかりです。



牧師夫妻と理事たち
わたしたちは、まず、この孤児院の理事と会合を持ち、この施設の設立に至る経緯、教育理念、また、存在の重要性などについて直接伺う時間が与えられました。これから、引き続きこの施設を援助するにしても、きちんと個人のことを知ることが大切であり、そのためにこの様な時間を持って下さった訳です。

この写真に写っている以外にも理事はいるようですが、英語が分からないとのことで今回は、出席されませんでした。



もし人が信心深い者だと自任しながら、舌を制することをせず、自分の心を欺いているならば、その人の信心はむなしいものである。父なる神のみまえに清く汚れのない信心とは、困っている孤児や、やもめを見舞い、自らは世の汚れに染まずに、身を清く保つことにほかならない。 

ヤコブ1章26~27節