2012年3月26日月曜日

Imphalの町を探索

油断大敵とは今回のようなことを言うのでしょうね。インド伝道は、笑顔と讃美の内にすべてを終え帰途につきました。ところが、ロンドンからダラスの機内が非常な寒さで乗客はみんな何枚も着込んでいました。そんな中、わたしは半袖で大丈夫と痩せガンマンをしたため、ダラスに到着したその夜に高熱で寝込むことになってしまいました。そんな訳で、前回の記事を書いたすぐ後から一週間記事を書くことが出来なくなってしまいました。わたしの不注意です。

The Classic Hotel
今回のインド旅行では語ることが多いのですが、まずは最初に到着した町Imphalについてお話ししましょう。ここは、22州あるインドの一つでManipur州の首都です。この町にわたしたちは、ホテルを予約、ここから毎日約一時間くらい離れたChandel県にある小さな村Kapaar Kachoungまで毎日車で向かいました。生活に必要なものはすべてこの町で調達しなければなりません。村の人たちも大きな買い物が必要な時には、この町まで来られます。

忍耐をもって笑顔で待つわたし
この町で、わたしたちは、まずはお金の変換が必要ということで、町にある銀行に換金に行きました。わたしの通訳として奉仕下さった方の弟さんがこの町の一つの銀行の頭取をされているということで、その銀行に行くことにしました。もちろん、便宜を図って下さったのですが、それでも丸半日を必要としました。午前中は、銀行内で待っていたのですが、準備が出来そうもないということで、お金の準備が出来るまで、銀行の近くのマーケットを散策することにしました。


この銀行を出ると、そこを警官か兵隊かよく分からなかったのでが通り過ぎようとしていたので、その方々に写真を撮らしてもらいました。彼らのような姿を町の至る所で見かけることが出来ます。町の現実を物語っているようです。それでも話せば快くこちらのお願いに応じて下さり、ポーズ(?)をとってくださいました。町の治安のために一生懸命に働いているのですから、感謝すべきでありましょう。しかし、このような武装した人々がいなければ町の治安が守れないことに、何となくさびしさを感じました。

「いったい、支配者たちは、善事をする者には恐怖ではなく、悪事をする者にこそ恐怖である。あなたは権威をおそれないことを願うのか。それでは、善事をするがよい。そうすれば、彼からほめられるであろう。」
ローマ書13章3節


また、市場に行く途中のビルを見上げると、むき出しになった数十本の電線がぶら下がっているのが分かります。電気屋さんには、どの線がどれとわかるのでしょうか。連雑にぶら下がった電線の下をわたしたちは、公共の市場に向かって進んでいきます。この町の電力は一日に何度も落ちます。ホテルで夜仕事をしようとすると必ず一度は電力が落ち真っ暗になりました。また、朝は、5時から8時まで節電のためにお湯が出ません。これがこの町の電力事情です。


途中の道には、ゴミが山になっていて、その上を歩いて行かなければなりません。町の中は舗装はされていますが、それでも埃が舞い上がり、多くの住民はマスクをして歩いています。道沿いにはたくさんの小さなお店が立ち並び、どこもたくさんのバイクが停まっています。このような場所に外国人はあまり立ち寄らないらしく、誰もがわたしたちを遠くからじろじろと眺めているのが分かりました。そこを通る車の窓からもたくさんの目がこちらに向いているのが何となく滑稽にも感じるほどでした。



市場に来ると、道の真ん中で自転車の荷台で何やら見慣れたものを作っている男性に会いました。よく見ると、ポップコーンを作っていました。しかし、ここのポップコーンは熱した砂の中にトウモロコシを加えポッポコーンをつくります。破裂して出来上がった分を網ですくい、砂とポップコーンを分離して取り出します。早速、買って食べてみましたが、アメリカで食べるのと味はまったっく違いありませんでした。なかなかの味で美味しかったのを覚えています。



果物が豊富で、バナナやブドウ、それにマンゴなどたくさんの果物を頂きました。これほどマンゴをたくさん食べたのは今までになかったような気がします。

果物では、マンゴジュースが美味しかったのを覚えています。孤児院でもマンゴジュースを準備していて下さり、たくさん頂きました。それも、或る時、ミルクティーを飲むまでです。わたしが今回の旅で一番美味しいと思った飲み物が、このミルクティーです。どこに行ってもミルクティーを出してくださいます。

みなさんもインドに行かれたら、ミルクティーを試されてはいかがでしょうか。ただし、心配ならやめた方が良いでしょうね。こんな中ふと思い出す御言葉があります。


「神の造られたものは、みな良いものであって、感謝して受けるなら、何ひとつ捨てるべきものはない。」 第一テモテ4章4節